「第40回県・横浜・川崎・相模原四首長懇談会」を開催しました
1 日 時 平成26年10月10日(金) 13:30∼15:00
2 場 所 ナビオス横浜 2階カナール
(横浜市中区新港2−1−1)
3 出 席 者 横 浜 市 長 林 文子(座長) 神奈川県知事 黒岩 祐治
川 崎 市 長 福田 紀彦 相 模 原 市 長 加山 俊夫
4 結果概要 地方分権改革の推進や首都圏の空港政策の充実について、国に申入れ をすることが合意されました。
また、男女の活躍を推進する子育て支援、国家戦略特区及び総合特区 を活用した取組の推進、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に 向けた取組について、四県市で連携していくことなどが合意されました。
平成26年10月10日 相模原市発表資料
問合せ先 広域行政課
電話 042−769−8248
平成 26 年 10 月 10 日
第 40 回県・横浜・川崎・相模原四首長懇談会結果概要
1 報告事項
(1)地震発災時等に備えた協力体制の強化・推進
県・横浜・川崎・相模原防災・危機管理対策推進協議会から、取組成果 として、富士山噴火に伴う降灰対策について、また、今後の取組として、 災害発生時の踏切における緊急自動車等の通行の確保について報告を受け た。
また、崖地対策について、四県市の防災・危機管理対策協議会で検討す ることとした。
(2)水素ステーションの整備促進について
国が「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を策定したことを踏まえ、「か ながわ次世代自動車普及推進協議会」において水素エネルギーの普及に向け た包括的な地域版ロードマップの策定を目指して協議することとし、その中 で、水素ステーション整備の方向性を示していくこと、水素エネルギーに関 する普及啓発活動を四県市で連携して実施したことについて報告を受けた。
また、今後の水素ステーションの整備促進に向けては、一層の規制緩和が 重要であることが確認され、四県市としても機会を捉えて国に働きかけてい くこととした。
(3)子どものネット依存症対策について
子どもたちのネット利用の実態を把握するため、小学生、中学生、高校 生を対象として、四県市共同で実施した「ネット利用に係る実態調査」の 結果について、報告を受けた。
また、ネット依存症の診断基準の早期策定や有効なネット依存予防策の提 示について、国への要望をまとめるとともに、実態調査の結果等を踏まえ、 ネット依存の予防に向けた効果的な対策を、各県市で取り組んでいくこと について報告を受けた。(資料1)
(4)公共施設の老朽化対策等について
高度経済成長期を中心に整備を進めてきた公共施設の老朽化対策に関し、 四県市の取組状況に係る意見交換や課題解決に向けて検討を行ったこと、ま た、計画的な修繕・改修等に係る財源の確保や公共施設等総合管理計画の策 定要請に対する対応など、引き続き取り組んでいくことについて報告を受け た。
2 協議事項
(1)地方分権改革の推進について
地方の意見を最大限尊重した地方分権改革を進め、真の分権型社会が実 現されるよう、「提案募集方式」における地方の提案の実現など、国と地方 の役割分担の徹底した見直しによる地方への権限移譲や、真の分権型社会 にふさわしい地方税財政制度の構築等について、「地方分権改革の実現に向 けた提言」としてとりまとめ、国に対して提言することとした。(資料2)
(2)国際競争力の強化に向けた首都圏の空港政策の充実について
我が国の国際競争力の強化に向けて首都圏の空港政策をさらに推し進め るよう、羽田空港の機能強化及び羽田空港を核としたまちづくりや空港周 辺の都市・交通インフラ整備に向けた取組について、国に対して申し入れ ることとした。(資料3)
3 意見交換
(1)男女の活躍を推進する子育て支援について
子育て支援の取組を一層強化することで、男女ともに活躍できる社会を 実現するために、【別紙】のとおり、潜在保育士向けメッセージの作成、放 課後児童健全育成事業の職員の資質向上と安定雇用に向けた取組、ワーク ライフ・バランスの推進に向けた企業向けの取組支援の充実について、四 県市が連携して取り組むこととした。
(2)国家戦略特区及び総合特区を活用した取組の推進について
各県市が、それぞれの強みを活かし、ヘルスケア・ニューフロンティア の推進、殿町キングスカイフロントの拠点形成、横浜プロジェクトの推進 及び臨床研究ネットワークによる高度医療開発、ロボット技術の研究開発 及び関連産業参入等について、グローバルな戦略を展開し、国家戦略特区 及び総合特区を有効活用することにより、健康長寿社会の実現や新たな市 場・産業の創出、国際的ビジネス拠点の形成に連携して取り組んでいくこ ととした。
(3)東京オリンピック・パラリンピック競技大会について
各県市の取組状況や今後の取組について情報共有し、それぞれの特長を 活かしながら、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の 成功に向けて一層協力していくこととした。
ネット依存症の診断基準の早期確立と有効な対策の検討について
神奈川県、横浜市、川崎市及び相模原市の四県市は、子どもたちの健全な育 成環境を整えていくため、小学生、中学生、高校生を対象としたインターネッ ト利用の実態調査を実施し、ネット依存への傾向も含めた子どもたちのインタ ーネット利用の実態を把握するとともに、今後のネット依存から子どもを守る ための効果的な方法について意見交換を行い、共同で研究や検討を行ってきた。
一方、ネット依存症については、国際的にも治療ニーズが高まっており、神 奈川県では、依存症治療で全国的に有名な「国立久里浜医療センター」と連携 して、ネット依存に悩む本人・家族に対して、情報提供や相談対応を行ってい る。
しかしながら、ネット依存症は、現在のところ、世界共通の診断基準である
「精神疾患の診断と分類の手引き(DSM)」や「国際疾病分類(ICD)」 のいずれにも収録されていないことから、今後、効果的なネット依存対策に取 り組んでいくため、次のとおり意見を表明する。
国において、ネット依存に関わる世界共通の診断基準が早急に策定されるよ う WHO 等の国際的機関に働きかけるとともに、有効なネット依存予防策につい て検討し、モデルとなる対策を提示すること。
平成 26 年 月 日
文部科学大臣 下 村 博 文 様 厚生労働大臣 塩 崎 恭 久 様
神奈川県知事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 福 田 紀 彦 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
資料1
地 方 分 権 改 革 の 実 現 に 向 け た 提 言
神 奈 川 県 、 横 浜 市 、 川 崎 市 及 び 相 模 原 市 の 四 県 市 は 、 地 域 の 自 主 性 ・ 自 立 性 を 高 め る と と も に 個 性 豊 か で 活 力 に 満 ち た 地 域 社 会 を 実 現 す る た め 、 こ れ ま で 地 方 分 権 改 革 に 積 極 的 に 協 調 ・ 連 携 し て 取 り 組 ん で き た 。
地 方 分 権 改 革 に つ い て は 、 6 月 に 「 事 務 ・ 権 限 の 移 譲 等 に 関 す る 見 直 し 方 針 」 を 踏 ま え た 第 4 次 一 括 法 が 公 布 さ れ た こ と な ど か ら 、 国 は 地 方 分 権 改 革 推 進 委 員 会 の 勧 告 事 項 に つ い て 一 通 り 検 討 し た と し て 、 「 地 方 分 権 改 革 の 総 括 と 展 望 」 を 取 り ま と め た 。
ま た 、本 年 9 月 に「 ま ち・ひ と・し ご と 創 生 本 部 」が 創 設 さ れ 、国 と し て 、「 人 口 減 少 克 服 ・ 地 方 創 生 」 と い う 構 造 的 な 課 題 に 取 り 組 む と い う 強 い 姿 勢 が 示 さ れ た 。
一 方 で 、 地 方 分 権 改 革 に 関 す る 「 提 案 募 集 方 式 」 が 開 始 さ れ た が 、 権 限 移 譲 や 義 務 付 け ・ 枠 付 け の 見 直 し 、 国 か ら 地 方 へ の 税 源 移 譲 が 十 分 に 行 わ れ て い な い な ど 、 依 然 と し て 取 組 が 不 十 分 な 状 況 に あ る 。
今 後 は 、 地 方 が 自 ら の 判 断 と 責 任 に お い て 地 域 の 実 情 に 沿 っ た 行 政 運 営 が で き る よ う 、「 提 案 募 集 方 式 」に お け る 地 方 の 提 案 の 実 現 等 を 通 じ て 、地 方 の 意 見 を 最 大 限 尊 重 し た 改 革 を 推 進 し 、 特 に 以 下 に 掲 げ る 事 項 に つ い て 、 更 な る 地 方 分 権 改 革 の 実 現 に 向 け た 取 組 を 確 実 に 実 行 す る こ と を 強 く 求 め る も の で あ る 。
1 国 と 地 方 の 役 割 分 担 の 徹 底 し た 見 直 し に よ る 地 方 へ の 権 限 移 譲
( 1) 国 と 地 方 の 役 割 分 担 に つ い て は 、「 補 完 性 の 原 則 」 に 基 づ き 、 引 き 続 き 、 徹 底 し た 見 直 し を 行 い 、地 方 に と っ て 行 政 サ ー ビ ス の 実 質 的 な 決 定 権 の 拡 大 に つ な が る こ と を 第 一 と し て 、こ れ ま で の 地 方 分 権 改 革 に 係 る 一 括 法 等 の 内 容 に と ど ま ら ず 、 地 方 へ の 大 幅 な 権 限 移 譲 を 進 め る こ と 。
ま た 、権 限 移 譲 に 当 た っ て は 、確 実 に 、必 要 な 税 財 源 を 一 体 的 に 移 譲 す る こ と 。特 に 、県 費 負 担 教 職 員 制 度 の 見 直 し に 係 る 財 政 措 置 に つ い て は 、県 ・ 指 定 都 市 の 双 方 に と っ て 財 政 運 営 へ の 影 響 を 最 小 限 と す る こ と 、す な わ ち 、財 政 中 立 を 基 本 と し て 、 国 に お い て 地 方 財 政 措 置 を 検 討 し 、 適 切 に 講 じ る こ と 。 ( 2) 義 務 付 け・枠 付 け の 見 直 し に つ い て は 、こ れ ま で の 地 方 分 権 改 革 に 係 る 一 括
法 等 の 取 組 に と ど ま ら ず 、地 方 か ら の 意 見 を 十 分 踏 ま え 、早 期 に 、廃 止 を 基 本 と し て 、 政 治 主 導 に よ る 更 な る 見 直 し を 行 う こ と 。
ま た 、 見 直 し を 行 う 際 は 、 法 制 化 に よ り 既 に 設 定 さ れ た も の の 撤 廃 も 含 め 、
「 従 う べ き 基 準 」 の 設 定 は 行 わ な い こ と 。
( 3) 地 方 分 権 改 革 に 関 す る「 提 案 募 集 方 式 」に つ い て は 、四 県 市 に お い て も 、各 団 体 の 発 意 に 基 づ き 、 ハ ロ ー ワ ー ク 業 務 の 移 管 等 、 積 極 的 に 提 案 を 行 っ た が 、 地 方 か ら の 提 案 に 対 し て 、国 は 検 討 を 行 っ て い る も の の 、現 時 点 で 実 現 が 見 込 ま れ る も の は 極 端 に 少 な い 状 況 で あ る 。地 方 か ら の 発 意・提 案 に よ り 地 方 分 権 改 革 を 進 め る と い う「 提 案 募 集 方 式 」の 意 義 を 十 分 に 踏 ま え 、国 と し て 、真 摯 に 検 討 を 行 い 、 ひ と つ で も 多 く の 提 案 を 実 現 さ せ る こ と 。
な お 、本 方 式 の 導 入 に と ど ま る こ と な く 、国 に お い て も 自 ら 地 方 分 権 改 革 に 主 体 的 に 取 り 組 む こ と 。
資 料 2
2 真 の 分 権 型 社 会 に ふ さ わ し い 地 方 税 財 政 制 度 の 構 築
( 1) 地 方 が 自 主 的 か つ 自 立 的 に 行 財 政 運 営 を 行 え る よ う 、消 費 税 、所 得 税 、法 人 税 な ど 複 数 の 基 幹 税 か ら の 一 層 の 税 源 移 譲 に つ い て 、 具 体 的 な 工 程 を 明 示 し 、 地 方 の 役 割 分 担 に 見 合 う 地 方 税 源 の 充 実 強 化 を 行 う こ と 。
( 2) 地 方 公 共 団 体 間 の 財 政 力 格 差 の 是 正 は 、地 方 税 収 を 減 ず る こ と な く 、国 税 か ら の 税 源 移 譲 や 地 方 交 付 税 の 法 定 率 引 上 げ 等 、地 方 税 財 源 拡 充 の 中 で 地 方 交 付 税 な ど も 含 め 一 体 的 に 行 う べ き で あ る 。
地 方 法 人 税 及 び 地 方 法 人 特 別 税 は 、単 な る 地 方 間 の 税 収 の 再 配 分 と な る 制 度 で あ り 、受 益 と 負 担 の 関 係 に 反 し 、ま た 、真 の 分 権 型 社 会 に 逆 行 す る も の で あ る 。し た が っ て 、地 方 法 人 税 は 、速 や か に 撤 廃 し 、法 人 住 民 税 へ 復 元 す る こ と 。
ま た 、地 方 法 人 特 別 税 は 、平 成 27年 10月 ま で に 確 実 に 撤 廃 し 、地 方 税 で あ る 法 人 事 業 税 に 復 元 す る こ と 。
( 3) 国 の 施 策 と し て 法 人 実 効 税 率 を 引 き 下 げ る た め の 措 置 を 講 ず る 場 合 に は 、法 人 税 額 が 法 人 住 民 税 法 人 税 割 の 課 税 標 準 と な っ て い る こ と 等 に 鑑 み 、法 人 住 民 税 が 減 収 と な ら な い 制 度 設 計 を 行 う こ と 。
( 4) 自 動 車 取 得 税 及 び 自 動 車 重 量 税 の 見 直 し に 当 た っ て は 、両 税 が 地 方 自 治 体 の 都 市 基 盤 整 備 な ど の 貴 重 な 安 定 財 源 と な っ て き た 経 緯 、ま た 、自 動 車 取 得 税 の 税 率 の 引 下 げ や 自 動 車 重 量 税 の エ コ カ ー 減 税 の 拡 充 に 伴 い 大 幅 な 減 収 と な っ て い る こ と 等 も 踏 ま え 、 地 方 税 に よ り 安 定 的 な 代 替 財 源 を 確 保 す る こ と 。 ( 5) 償 却 資 産 に 対 す る 固 定 資 産 税 は 、市 町 村 の 行 政 サ ー ビ ス を 享 受 し て い る こ と
に 着 目 し て 課 す る 同 税 の 性 格 や 、行 政 サ ー ビ ス を 提 供 す る 上 で の 貴 重 な 安 定 財 源 で あ る こ と を 踏 ま え 、国 の 経 済 対 策 等 の 観 点 か ら 見 直 し を 行 う べ き で は な く 、 現 行 制 度 を 堅 持 す る こ と 。
( 6) 神 奈 川 県 臨 時 特 例 企 業 税 条 例 を 違 法 、無 効 と し た 平 成 25年 3 月 の 最 高 裁 判 決 は 、地 方 の 課 税 自 主 権 が 、あ ま り に 狭 い 範 囲 に と ど ま っ て い る こ と を 示 し た も の で あ る 。現 在 の 法 律 で は 、地 方 分 権 の 推 進 や 課 税 自 主 権 の 積 極 的 な 活 用 を 図 る こ と が 困 難 と 言 わ ざ る を 得 な い 。
こ の 判 決 の 補 足 意 見 で 、地 方 自 治 体 が 法 定 外 税 を 創 設 す る こ と の 困 難 性 が 示 さ れ 、「 国 政 レ ベ ル に お け る 立 法 推 進 に 努 め る ほ か な い 」 と 指 摘 さ れ た こ と を 踏 ま え 、地 方 の 課 税 自 主 権 の 拡 大 を 制 度 的 に 保 障 す る た め 、関 係 法 令 の 抜 本 的 見 直 し の 検 討 を 進 め る こ と 。
ま た 、法 人 実 効 税 率 の 引 下 げ に 関 連 し 、地 方 が 課 税 自 主 権 を 活 用 し て 実 施 し て い る 法 人 住 民 税・事 業 税 の 超 過 課 税 の 見 直 し を 求 め よ う と す る 国 の 動 き も 見 受 け ら れ る が 、地 方 の 課 税 自 主 権 を 尊 重 し 、超 過 課 税 の 見 直 し を 求 め な い こ と 。 ( 7) 地 方 交 付 税 は 地 方 固 有 の 財 源 で あ る 。こ の た め 、国 の 歳 出 削 減 を 目 的 と し た
総 額 の 一 方 的 な 削 減 は 決 し て 行 う べ き で は な く 、現 在 、地 方 が 重 点 的 に 取 り 組 ん で い る 地 域 経 済 基 盤 強 化・雇 用 等 対 策 に 係 る 歳 出 特 別 枠 や 別 枠 加 算 を 堅 持 し 、 必 要 な 総 額 を 確 保 す る こ と 。
ま た 、法 人 実 効 税 率 を 引 き 下 げ る た め の 措 置 を 講 ず る 場 合 の 地 方 交 付 税 原 資 の 減 収 分 に つ い て は 、国 の 責 任 に お い て 、法 定 率 を 引 き 上 げ る こ と で 対 応 す る こ と 。
さ ら に 、地 方 財 源 不 足 の 解 消 は 、地 方 交 付 税 の 法 定 率 引 上 げ に よ っ て 対 応 す る こ と と し 、 臨 時 財 政 対 策 債 は 速 や か に 廃 止 す る こ と 。
な お 、廃 止 ま で の 間 、財 政 力 指 数 の 高 い 地 方 自 治 体 に 多 く 配 分 さ れ て い る 臨 時 財 政 対 策 債 発 行 可 能 額 の 算 定 方 法 を 見 直 す こ と 。
( 8) 国 庫 補 助 負 担 金 は 、国 と 地 方 の 役 割 分 担 の 見 直 し を 行 っ た 上 で 、国 が 担 う べ き 分 野 に つ い て は 、 必 要 な 経 費 全 額 を 国 が 負 担 す る と と も に 、 地 方 が 担 う べ き 分 野 に つ い て は 、 国 庫 補 助 負 担 金 を 廃 止 し 、 所 要 額 を 全 額 税 源 移 譲 す る こ と 。
ま た 、税 源 移 譲 さ れ る ま で の 間 、地 方 が 必 要 と す る 総 額 を 確 保 す る と と も に 、 事 業 規 模 や 使 途 に 関 す る 要 件 の 緩 和 、 予 算 の 流 用 へ の 弾 力 的 対 応 、 事 務 手 続 の 簡 素 化 等 、 地 方 に と っ て 、 自 由 度 が 高 く 活 用 し や す い 制 度 と す る こ と 。
( 9) 国 に お い て 新 た な 施 策 や 制 度 改 正 を 実 施 す る 場 合 は 、事 務 費 用 も 含 め 、国 が 責 任 を も っ て 全 額 を 負 担 し 、 地 方 に 財 政 的 な 負 担 を 生 じ さ せ な い こ と 。
( 10) 地 方 の 自 主 的 か つ 安 定 的 な 財 政 運 営 の た め 、 株 式 会 社 に よ る 保 育 所 整 備 な ど 、 民 間 事 業 者 に よ る 公 共 的 な 施 設 整 備 の 補 助 に 要 す る 経 費 や 、 老 朽 化 す る 公 共 施 設 の 維 持 修 繕 に つ い て 、 経 費 の 平 準 化 を 図 る た め 、 耐 用 年 数 の 範 囲 内 で 起 債 対 象 と す る な ど の 拡 充 を 図 る こ と 。
3 道 州 制 の 議 論 に 当 た っ て
道 州 制 の 議 論 に 当 た っ て は 、 真 に 地 方 分 権 に 資 す る も の と な る よ う 、 地 方 の 意 見 を 十 分 に 尊 重 す る こ と 。
ま た 、 道 州 制 の 議 論 に と ら わ れ る こ と な く 、 権 限 移 譲 、 義 務 付 け ・ 枠 付 け の 見 直 し 、 地 方 税 財 政 制 度 の 改 革 を 一 体 的 に 進 め る こ と 。
平 成 26年 月 日
内 閣 総 理 大 臣 安 倍 晋 三 様 地 方 創 生 担 当 大 臣 石 破 茂 様
総 務 大 臣 高 市 早 苗 様
神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 福 田 紀 彦 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫
国際競争力の強化に向けた首都圏の空港政策の充実について
24時間国際拠点空港化が進む羽田空港においては、平 成 26 年 3 月 よ り 、 昼 間 時 間 帯 ( 6時 か ら 23時 ま で ) の 国 際 線 の 発 着 枠 が 年 間 3万 回 拡 大 さ れ ま し た 。 こ れ に よ り 、 こ れ ま で の ア ジ ア 近 距 離 路 線 に 加 え 、 欧 州 ・ 北 米 や 東 南 ア ジ ア へ の 高 需 要 ・ ビ ジ ネ ス 路 線 が 充 実 し 、 ま す ま す 利 便 性 が 高 ま り ま し た 。 そ の 結 果 、 訪日外国人が増加するなど、着実な効果が見られます。
し か し な が ら 、 我が国の国際競争力の強化や2020年のオリンピック・パラリン ピック開催地に東京が選ばれたことも踏まえた利用者の利便性向上のためには、今 後、国際線機能を一層充実させることが必要です。
また、平成26年度中には、首都圏空港(羽田・成田空港)における空港処理能力 75万回化が達成される見通しであり、これにより空港処理能力では、アジアにおい てトップクラスとなりますが、首都圏空港の需要は増加傾向にあり、2020年代に計 画処理能力を超過する見込みのため、将来を見据えた拡大などの対策にも取り組ん でいかなければなりません。
こ う し た 中 、 国 に お い て は 、 「 日 本 再 興 戦 略 」 ( 平 成 25年 6月 14日 閣 議 決 定 ) や
「日本再興戦略改訂2014」(平成26年6月24日閣議決定)を踏まえ、首都圏空港の機 能強化と都心アクセスの改善の検討、オープンスカイの戦略的な推進、ビジネスジ ェットの利用環境の整備や空港アクセスの改善に向けたバス関連規制の緩和等を実 施することとし、更には、「国家戦略特区」により世界で一番ビジネスがしやすい 環境の創出等に向け、様々な取組が進められています。
一方、空港周辺の自治体においても、羽田空港国際化の効果を最大限に活用した 京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の取組や国家戦略特区の取組な どを進めているところですが、こうした取組を更に推進するためにも、首都圏の空 港政策のより一層の充実が不可欠となっています。
今般、「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」と「羽田空港周辺・京浜 臨海部連携強化推進委員会」が設置され、具体的な検討が開始されるなど進展が見 られるところですが、引き続き、特に、次の事項について積極的に取り組まれます よう、羽田空港再拡張事業への資金協力者である神奈川県・横浜市・川崎市に、相 模原市を加えた神奈川に位置する四団体として、申し入れます。
1 国際競争力強化に向けた羽田空港の機能強化
(1)国際線機能の更なる充実
航空協議で合意されていながら未就航状態となっている路線の早期就航に 向けた取組を進めるとともに、深夜早朝枠の有効活用や国際的な競争に見合 う空港着陸料の設定などにより、国際線機能の一層の充実を図ること。
また、深夜早朝時間帯においては、利用者の移動手段確保のため、空港と 各都市を結ぶバスなどの公共交通機関の充実や空港周辺の宿泊施設の整備な どについて、国として主体的な取組を進め、利用者の利便性の向上に取り組 むこと。
加えて、発着回数の拡 大に伴い、新たに発生 する航空機の騒音対策 などに ついて、平成25年度から羽田空港周辺環境対策に係る取組が進められている が、環境影響評価で示した環境保全措置を確実に実施するなど、更なる騒音 の軽減に取り組み、特に、深夜早朝時間帯の飛行については、十分配慮する こと。
(2)首都圏空港の更なる機能強化に向けた着実な推進
将来の空港容量の拡大を含む首都圏空港の更なる機能強化の具体的検討にあ たっては、神奈川四団体を含む関係自治体等の意見を十分に踏まえ、国の負
資 料 3
担と責任において取組を進めること。
特に、今後、羽田空港の飛行ルートの見直しにあたっては、周辺自治体や 利害関係者と事前に協議するとともに、騒音影響などについて地元住民に十 分説明するなど、丁寧な対応に努めること。
2 羽田空港を核としたまちづくりや空港周辺の都市・交通インフラ整備に向け た取組
空港政策の充実と空港周辺のまちづくりは密接にかかわるものであり、それを 支える都市・交通インフラの整備、充実にも取り組むこと。
今後、産業の国際競争力強化と国際的な経済活動拠点の実現に向けて、国際戦 略総合特区に指定されている多摩川両岸の殿町国際戦略拠点キングスカイフロン トと羽田空港跡地等が、羽田空港を中心とした一体的な拠点として連携を強化す るためには、羽田連絡道路の早期整備が重要であることから、積極的な取組を図 ること。
加えて、羽田空港の国際化の効果を広く波及させるためにも、広域的な交通ネ ットワークの形成が必要であることから、関係自治体の意向を踏まえながら、神 奈川県内の国道357号の着実な整備などに関して取組を進めること。
平成26年10月 日
国土交通大臣 太田 昭宏 殿
神奈川県知事 黒岩 祐治 横 浜 市 長 林 文子 川 崎 市 長 福田 紀彦 相 模 原 市 長 加山 俊夫
子育て支援の取組を一層強化することで、男女ともに活躍できる社会を実現するため、 神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市は、連携して次の取組を行います。
○ 潜在保育士の就職を支援するために、県内の「潜在保育士」向けのメッセージ を四県市共同で作成し、保育士の仕事のやりがいなどについて直接訴えかける ことで、なかなか就職への一歩が踏み出せない潜在保育士の気持ちに寄り添い、 保育・教育の現場への復帰・就職を促していく。
【取組事項1】 県内の潜在保育士向けメッセージの作成
男女の活躍を推進する子育て支援について
○ 放課後児童支援員だけでなく、放課後児童健全育成事業を担う現任職員のスキル アップのための研修を共通のプログラムで実施することを検討
○ 「子ども・子育て支援新制度」において事業対象児童が小学校6年生まで広がっ たことで、放課後児童健全育成事業を担う現場職員には、学齢期の児童について より一層専門性が求められている。児童に関わる職員の資質の向上と安定雇用が 放課後児童健全育成事業の充実に不可欠であることから、そのための対応につい て協議し、取組を一層強化する。
【取組事項2】県内における放課後児童健全育成事業の職員の資質向上と安定雇用に向けた取組
○ 四県市のワーク・ライフ・バランス推進に向けたこれまでの連携した取組の充 実を検討
○ 各県市が実施する企業種別ごとや課題テーマごとのセミナーや相談会などを共 催し、企業の種別やニーズに合ったセミナー等に、自治体の垣根を超えて参加 できるようにし、個々の企業に適した取組を学び、実践につなげやすくする機 会を拡大することにより、企業のワーク・ライフ・バランス推進の取組支援を 一層強化する。
【取組事項3】 四県市が連携する企業向けの取組
別紙